10月7日に中国の西安交通大学のGu
※詳細は「Neurology」10
https://pmc.carenet.com/?pmid=33028663
内容は「静脈内血栓溶解(IVT)を受けている急性虚血性脳卒中(AIS)患者に対する遠隔虚血性ポストコンディショニング(RIPC)の効果」を検証するものです。
遠隔虚血ポストコンディショニング(RIPC)とは?
そのままだと分からないという方に説明すると、まず「遠隔虚血性ポストコンディショニング」とは、片腕の付け根を血圧計のカフ(帯)を使って数分間の虚血と解放を数回繰り返す手技療法です。
1986年から提唱されている方法で、心筋梗塞の救急対応や心筋保護の手技療法として、研究され一部で実践されてきました。
具体的なやり方は決まっていませんが、今回は5分間の虚血と3分間の解放を計40分間の間繰り返すというものでした。
実験の結果
今回の実験では、68人の患者(平均年齢65歳)をランダムに34人ずつ分類し、片方にはRIPC(遠隔虚血性ポストコンディショニング)群、もう片方はコントロール(RIPCなし)群という方法で、結果(改善)の測定は、
①脳梗塞後の評価に使う「
などを基準として測定をしました。
その結果、3ヶ月後には修正ランキンスケール(mRS)の0~1点の割合は、RIPC群71%、コントロール群50%で年齢や脳梗塞の重症度などの因子(結果に影響する可能性があるもの)を調整した後も、RIPC群が有意に高いという結果になりました。
また、RIPC群は脳損傷マーカー(血漿S100β)が有意に低く、血管内日細胞増殖因子(VEGF)は有意に高いという結果がでました。
この結果から研究者のLi氏は、「RIPCは臨床的意義のある治療法で、有望であることが示された。非侵襲的で手技は容易であり、費用対効果や安全性も高いなど、さまざまな利点がある」という見解を述べ、「RIPCは脳梗塞患者の予後を向上させるための補完的治療法になり得る」と期待を寄せています。
※ただし、Li氏は同時にこの治療法がまだ実験的な段階で、患者が家庭で行ったりしないよう注意を呼び掛けています。
こうした実験から、心臓から離れた場所の四肢の付け根を虚血したり解放したりする「遠隔虚血コンディショニング」は以前から、心臓保護や循環器系の疾患の対応として研究されてきました。
米ケンタッキー大学のLarry Goldstein氏は、この治療法について、「腕を虚血状態にすることは恐らく患者にとって不快だろう。しかしそれが脳梗塞後の回復に役立つのであれば、患者は受け入れるのではないか」と述べています。ただし、「RIPCが血管機能を改善するのか否かについてはさまざまな意見がある」とし、「より大規模かつ適切にデザインされた多施設共同研究を行い、臨床的な有用性を検討する必要がある」と解説しています。
まだまだ検証が必要とはされていますが、一部の研究者の間ではコスト面や利便性、効果面などで非常に注目されています。
虚血と解放による血行促進
遠隔虚血コンディショニングは、心臓から離れた身体の位置(手足の付け根など)を一時的に虚血状態にすることで、身体の防護機能を賦活させて、心臓や血管の機能を高めているのでは?と推測されています。
弊社が販売している「VRC®」という機器は、この遠隔虚血コンディショニングを参考に「駆血」というプログラムを開発しています。
駆血は手足の付け根をカフ(帯)で締めて、1分間の虚血と解放を数セット繰り返すもので、解放時に一気に血流が増加して「ジワっと」筋肉が熱く感じる感覚があり、解放感と「流れた~」と、いう心地よさがあり、1度受けると病みつきになります。
フィットネス機器なので治療などはできませんが、冷え・むくみ、疲労、コリや痛みの軽減に定評があります。本来、VRCは血流制限トレーニングを行うための機器ですが、終わった直後から足が軽くなったり、腕が上がりやすくなるなど実感が強く、効果が分かりやすいため、多くの導入先では駆血の方が人気が出るということが多いです。
この駆血を体験してみたいという方は、下記のVRC導入先店舗にて体験することができます。
「ジワっと」熱くなるほどの強力な血行促進をぜひ一度ご体験ください。
※導入先一覧の文字をクリックください。
追伸:この論文の情報はVRCトレーナーである株式会社AXIS 代表取締役 長光様より情報提供を頂きました。
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